すきなこと。

すきなことの思い出の記録

『いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46』のおはなし

こんにちは。


多分きっと、乃木坂46について書くブログはこれが最後になる気がする。自分が追いかけ続けた人、きっとこれからも追いかけ続けるけど、そのことについてブログを書くことはもうしないと決めていました。けれどこの映画を見て、後もう一度だけ今の気持ちを残しておきたいなと思ってまた筆を取りました。




まず、初めに。
乃木坂46は私の青春の中の大切な1ページです。
高校生活のほとんどを部活に。そして、その時間以外はほとんど乃木坂46に捧げていたと言うくらい、乃木坂46のことが大好きで追い続けていました。

その熱量は、ほんとにすごくて(笑)
今思い返しても笑っちゃうくらい何度も同じ番組を見返したり、推しだけを見るために歌番組を何周もしたり。 学生なりに必死にお金をやりくりしてグッズを買って、部活の合間を縫って握手会に行って。。。
今とは全然違う環境でも、今と同じくらい楽しんでいました。今と同じくらい楽しかった。

そんな乃木坂46が、何故私の青春の1ページになったのか。
それは、どのアイドルを応援している人にも当てはまると思います。

『推しメン』の存在。

これが、私にはほんとに大きかった。私が乃木坂46を応援していた理由の大部分が推しメンでした。
そりゃ乃木坂46のことも大好きでした。でも、私が乃木坂46をここまで大好きになれたのは間違えなく彼女の存在。

西野七瀬ちゃん。

私にとって、初めての推しメンで、大切な人です。

彼女は色々な顔を持っていて。かっこよくて、可愛くて。天真爛漫なところもあれば自分の見せ方を分かっていて。本当に彼女は天才でエースだった。

私は自分のことを"推しメン全肯定オタク"だと思っていたのですが、全肯定オタクじゃなくなった瞬間がまああって。なんだかな〜とか色々考えたけど、結局応援する度にまた、好きなとこが沢山増えてどうしようもないくらい私は西野七瀬ちゃんが好きなんだと気がついて。
大好きだけれど、何かが少し変わったことは確かで。
その「何か」が、今でもわからない。ただ、その「何か」は一生ついてまわるんだなと。

そう思わせられるくらい七瀬ちゃんの影響力は私にとってすごいもので。私にとって七瀬ちゃんは大きな存在でだからこそ青春の1ページでした。

今思い返しても、やっぱりあの頃の記憶は今と同じくらいキラキラ輝いてて。その核は必ず七瀬ちゃんだった。

LIVEで夏でも冬でも季節問わずに汗ダラダラかきながら、キレッキレにキメまくって踊る七瀬ちゃんは1番輝いてた。七瀬ちゃんが『LIVEは自分をみてーって、唯一表現できる場所』って言ってたとおり、LIVEの七瀬ちゃんはいつもよりも何千倍も魅力があったんだよ〜。
インフルあんなに余裕の笑みを浮かべて踊るのを楽しそうに表現出来る人いる!?命のあの振り向きがあんなにかっこよくなる人いる??なのにあんなに可愛いが溢れてる人いる??LIVEの七瀬ちゃんは本当にキラキラだった。

乃木中でふにゃふにゃしながらも、たまにするコメントが鋭くてくすって笑いを誘いながらもかわいいが溢れる七瀬ちゃんは本当に癒しだったよ。あの巨大風船に入った七瀬ちゃんが顔出す時のあの前髪がぶわぁぁって上がるあのシーンが大好きなの。あとね、かずみんがセロリ食べた時のあの笑顔とか、わかつきのシャンプーの話をする時の馬鹿にした感じとか、、、思い出すだけで大好きなシーンが止まらない。

モデルとかグラビアのお仕事も沢山あった。グラビアは毎回欠かさずチェックするようにしてた!(笑) 抜けがあるかもしれないけど。 nonnoも毎号欠かさずななせるふよんで、新しい七瀬ちゃんを知れてほんとに嬉しかった。ランウェイ歩く姿も、アイドルの時とはまた違ってキラキラだった。

演技のお仕事、49からベマーズからあさひなぐから電影少女………どんどん上手になっててほんとにビックリ。特にあさひなぐはほんとにかっこよかった。忙しい合間を縫って練習した薙刀はほんとにかっこよかった。旭ちゃんと七瀬ちゃんって似てないように見えて、芯が似てて七瀬ちゃんに、ピッタリだった。

握手会での七瀬ちゃんはほんとにちっちゃくてこの世の人だとは思わなかった(笑) こんなに顔が小さくて、体が薄くて、可愛い人いるんだ!ってなった。人気が上がっても握手会を大切にしてくれてた七瀬ちゃん。最後にあんなに沢山の人と休まずに握手した七瀬ちゃんが、「幸せな疲れ」っていったの、ほんとにすごいよ、七瀬ちゃんは本当にすごい。


あ〜〜〜楽しかった。書き出しただけじゃ全然足りないくらい思い出が沢山ある。
本当に楽しかったんだ。七瀬ちゃんのおかげで沢山の人とお友達になれて、沢山の人とお話しできて。
ずっとこれが永遠だと思い込んでた。外から見て、冷静に考えたら七瀬ちゃんも24歳で、いつ卒業してもおかしくないってこと分かるはずなのに、中にいる私は幸せで終わって欲しくないって願ってて、これが永遠って勝手に思い込んでたんだ。
永遠なんてないのに。そんなの分かってたのに、受け入れられなかった。
でも、そんなことはやっぱりなくて、時の流れに逆らえないであっという間に七瀬ちゃんは卒業した。
いつもいつも七瀬ちゃんの影を探してた。七瀬ちゃんがいない番組で七瀬ちゃんのことを沢山考えた。
辛かった。何をしてるんだろうって思ったし、居ないのに探すなよ自分(笑)って我ながらに思ってた。
それくらい私は好きだったんだなって、卒業してから改めて、今、実感した。

このブログを書きながらも私はこんなに七瀬ちゃんのことが好きなのか!って自分でびっくりしちゃう(笑)

そんな私が映画を見に行ってきました。
七瀬ちゃんのことにまだ未練タラタラなオタクがこの映画を見れるのかなって不安でした。だって、これはきっと七瀬ちゃんが乃木坂に関わる最後の作品だから。(円盤はおいておいて)


これを見たら終わる、でも、見たい。


そんな勝手なもやもやを抱えながら、『いつのまにか、ここにいる』を見てきました。

(ここからが本編です(笑)既に2000文字は超えてますが。)



⤵︎以下ネタバレを含みます注意してください⚠️





まず初めに、これは『悲しみの忘れ方』。乃木坂46の初めてのドキュメンタリーと監督が違かったので、当たり前のように構成も違くて。

1章、2章、、、と、転機が起こる事に章が変わるものでした。

なんか書いてると長くなっちゃうから心に響いた部分とか、印象に残ったのを順不同で書くね。
七瀬ちゃんが中心になることが多々あります。



まず、与田ちゃん。

与田ちゃんは、私から見ても周りから見ても、七瀬ちゃんと1番仕事が多かった3期生かなって思います。
与田ちゃんは七瀬ちゃんと自分の関係を「ペットと飼い主」って、言っていました。
確かにそうかもしれない。けど、そんな感じじゃなくて、七瀬ちゃんにとって与田ちゃんはもっと、対等に近い関係だったのかな?って。
2人がくっついてるカットを見る度に、姉妹のようで暖かくていい関係で。
与田ちゃんにとって七瀬ちゃんが、七瀬ちゃんにとって与田ちゃんが。お互いが初めての存在だから、お互い思うようにいかないこととか、どうやって話せばいいのかなとかそういうことがあって、事前に卒業することを伝えられなかった七瀬ちゃん。
だから、与田ちゃんの涙がとっても見てて悲しかった。与田ちゃんがあの時のことを話してるのを見てると涙が出ちゃう。

今回の映画で、与田ちゃんはたくさん取り上げれてて、「あぁ、期待されてるんだな」ってすごく思った。
どこか与田ちゃんのことをずっと受け入れられない自分が今までいて。でも、この映画で実家に帰った時にお母さんの愛に触れた与田ちゃんが大粒の涙をこぼすシーンをみて、初めて、私は与田ちゃんのことをしっかりと単体として見ることが出来た気がした。遅すぎるけど、私は今までずっと七瀬ちゃんとのセットとしか見ることが出来なかったし、妹のような存在で3期生のエース、としか思っていなかった。
でも、与田ちゃんは七瀬ちゃんだけじゃないし、こんなに綺麗な心を持っててこんなに優しい子なんだって、当たり前のことに、この映画を見て始めて気が付かされた。

1人のエースとしてこれからがとっても楽しみです



ーーーーーーー



次に桃子。

私は桃子のブログとか、コメントとか、言葉選びがとーっても好きなんです。だから、今回の映画の桃子のコメントもとっても刺さった。
飾ることができない桃子。ありのままの自分で勝負してる桃子。

“ありのままの自分を見せてるから。作ってる自分じゃないから。それを否定されるのがすごく悲しい。でも、ありのままの自分を見せてるから、それを褒められるととっても嬉しい。“

こんなことを喋ってた桃子は、誰よりも素直で正直な子だなーって思いました。
当時はあんまり良くない目を向けられていた桃子があの時に自分のスタンスを変えないで、あの時のままずっと素直なまま活動しているのは本当にすごいし、純粋無垢で透明な子で。
あの飛鳥ちゃんが桃子の隣によく居る理由が映画を見て少しわかった気がする。飛鳥ちゃんって色々なことを考えてるから何を考えてるか難しいけど、何となく。
桃子を見てそう思いました。


ーーーーーーー


かずみん。

きっと、7年間。七瀬ちゃんのことを1番近くで見ていた人。だからこそ、かずみんの気持ちはかずみんにしかわかんない。

“毎日違う感情をなぁちゃんに抱く“

この言葉を語るかずみんの笑顔が悲しかった。卒業して欲しくない、けど、卒業して未来に羽ばたいて欲しい。このふたつの感情の間に挟まれてたかずみんは、無理して笑っていて、辛かった。
かずみんのとなりにいる七瀬ちゃんはずっと笑顔で、その七瀬ちゃんを見るのが好きだった。
でも、隣にいるかずみんは、七瀬ちゃんのことを止めたくて、でも相手の気持ちを尊重してて………っていう狭間なのにいつも笑ってた。めちゃくちゃいい人で、本当に優しい人だった。

かずみんの隣にいる時の七瀬ちゃんが、1番楽しそうだったよ。



ーーーーーーー


真夏といくちゃん

七瀬ちゃんとの関係のことを大々的にこの映画で語るシーンはなかったけど、レコ大シンクロの前に4人でしてた小さな円陣に、真夏の良さがとっても詰まってた。あそこであれを提案できるのは真夏しかいないし、さすがとしか言えない。

この映画で真夏といくちゃんはよく隣にいるところが写ってた。
いくちゃんと真夏はどこからどう見ても相思相愛だった。
れーかちゃんが泣いちゃって途中退出した最後の乃木中の祝録。「私達は行くよ」って、泣いてる真夏の涙を拭って手を引っ張ってるいくちゃんは、もう前を向いてた。泣いてたってもう卒業は変わらない、だから。って、そんな気持ちが感じられた。
真夏はよく泣くし、メンバーの卒業を受け入れられないところをよく見る。でもきっと、そんな真夏の手を引くのはいつもいくちゃん。
逆に、いくちゃんが舞台とLIVEの両立が厳しくてもうダメだって、レッスンルームの端っこで座ってた時に、隣に来たメンバーの中に真夏はいた。他愛もない話で明るく場を取り持つのは励ますよりも心強くて、いくちゃんも笑顔になっていて。

この2人はとってもいい関係だな〜〜って、映画を見て改めて思った。
お互いが弱いところをカバーし合ってる姿が、乃木坂46そのものだった。


ーーーーーーー


まいやん

まいやんが泣いてるところをあんまり見た事がない。それは、メンバーもそうなのかもしれない。この映画でまいやんが眉間に皺を寄せて涙を耐えてるところを沢山見た。泣いてるシーンもあったけど、まいやんは涙をよく耐えてる。
レコ大のシンクロニのリハを見るみんなが涙を流してるところで、ひっしになみだを耐えるまいやんがとっても印象的だった。
いつも泣かないように我慢してるまいやんが泣いてるのは決まって1期生の前。
そんなまいやんの心のモノローグについて語る姿が、話の間が、表情が、その全てが七瀬ちゃんに向けられたもので、涙が止まらなくなった。新しいことは深くはわからなかった、七瀬ちゃんの卒業について。でも、あの時の舞台裏で確かに2人は何かを確かめあって、肩を寄せあって最後の時間を過ごしてた。
あの時のまいやんの大量の涙のわけは分からないけど、きっと7年間一緒に過ごしてきたなにかがあるんだろうなぁ。

沢山分からないことはあるけど、別に知らなくてもいい。お互いの中でそれが大切なものでずっとあって欲しいから。

この2人には私は沢山の幸せを貰った。最後に素敵な姿を見せてくれてありがとう。

まいやんが卒業する時に、こうやって送り出してくれる人はいるのかな、すこし、寂しかった。


ーーーーーーー


飛鳥

この映画の軸のひとりが飛鳥だった。
飛鳥は一人が多かった。地元の話しといい、楽屋の話しといい居場所があんまりなくて、本を読んでる姿とか、壁に寄りかかってる姿を沢山見た。そんな飛鳥の隣にだれかいる時は、決まって桃子だった。正直映画を見ても、飛鳥が普段何を考えてるのかは全くわからなかったけど、桃子が隣にいる時は沢山の感情を出してて笑顔も多くて。
こんなに大きなグループで、今までたくさんの年上の同期が引っ張ってきた姿を見てたから、メンバーがたくさん卒業してった今、飛鳥ちゃんの重圧はきっとすごい。それは、誰にもわからなくてきっと飛鳥にしか分からないくらい。

若い時から乃木坂だったから、同級生を車窓から探したり、同窓会に出たりする飛鳥ちゃんをみて、すごく普通のことに憧れがあったんだな〜って。そんな飛鳥がいつもより子どもみたいでちょっと可愛かった。


ーーーーーーー


ちょっと変わってシンクロニシティの話。

シンクロニシティにかける思いをたくさんしれた。
リハーサルの映像を見てみんなが涙したシンクロニシティは、本番前の最後の最後まで磨かれ続けてた。
私はただの綺麗な曲、乃木坂らしい曲って思ってた。でも、それはみんなの思いが曲に現れてて、私はそれを知らず知らずのうちに感じてたんだな。と。

“誰かを思って歌う。誰でもいい、誰かを思って。“

人との共鳴を歌う、だから、メンバーみんなは誰かを思って歌った。それがビリビリつたわってくる。

「共鳴した!」

レコ大本番が終わったあと七瀬ちゃんとまいやんとまっつんが口を揃えて言ってた。誰かを思って歌ったシンクロニシティはこんなに綺麗なんだね。


ーーーーーーー


そして、最後に七瀬ちゃん。

書きたいことが沢山ありすぎて何書こう。。。本当に私はダメなオタクなので、七瀬ちゃんがスクリーンに映るたびに目に涙を浮かべてた。

“自分の人生を長い棒に考えたら、この期間(乃木坂での7年間)はすごい密度で、キラキラ輝いてると思う“

卒業発表したブログでも似たようなことを言ってた。
7年ってすごく長い。生まれた子が小学一年生になるのが7年、小学校6年間よりも1年長い7年。この7年が七瀬ちゃんにとって1番キラキラしてる、そんな時間を私は全部追えてない。半分も追えてない。でも、七瀬ちゃんは私にたくさんの幸せをくれた。

七瀬ちゃんの大きさは私にとってだけじゃなくてグループにとってもそれは測りしれるものじゃなくて。

その姿がとっても綺麗で儚かった。

卒コンの最後のスピーチをする七瀬ちゃんを裏で見守るメンバーの姿にとても胸を打たれた。
笑顔で見守る人、真剣な表情で1字1句逃さないように聞き入る人、涙を流す人、人それぞれだけど、みんな七瀬ちゃんを思っていた。
最後のシンクロニシティはみんなが七瀬ちゃんを思って歌っていた。だから、卒コンのあそこのシンクロニシティは何も間違ってないんだ。確かに七瀬ちゃんはセンターじゃないけど、七瀬ちゃんの卒コンでシンクロニシティを歌ってくれてほんとによかった。

卒業について、後ろ向きな発言がひとつもなかった。
七瀬ちゃんの清々しさとかっこよさがとっても好き。未来を楽しみにしてる姿が、かっこよかった。

誇らしすぎるよ。ほんと。




ほんとに、わたしは七瀬ちゃんにたくさんの愛を貰った。言葉で表せられないくらい。確かに、冒頭で書いたこともあったけど、そんなん上回るくらいの愛が詰まってるんだよ。
乃木坂がこんなに素敵な場所なんだって、改めて知れた。正直、こんなに乃木坂のことを考えて、乃木坂についてブログを書く日がまた来るなんて全く思ってなかった。それくらい、今日は乃木坂のことしか考えてなかった。
七瀬ちゃんの卒業をひとつの転機、と考えてるメンバーが多かった。
『いつまでも昔に縛られてたら前に進めない』
そうだよね、そうだ。みんな前に進むんだ。私も前に進まなきゃ。
こんなに素敵なグループを応援できてた私は本当に幸せだったなぁ。愛に溢れてて、見てるだけで幸せを貰えるからアイドルはすごい。大好きでした。私の青春を乃木坂と、そして七瀬ちゃんと過ごせてよかった。

大好きだよ、大好きだ。伝えきれないくらい、七瀬ちゃんのことが大好き。
ありがとう。乃木坂に入ってくれてありがとう。
私にたくさんの幸せを運んでくれてありがとう。

七瀬ちゃんの「生まれ変わっても乃木坂に入りたい」って言葉が、ほんとに、ほんとにほんとに嬉しかった。確かに、私の大好きだった乃木坂はそこにあったんだ。

七瀬ちゃんが乃木坂にいた記録、そんな映画。
『いつのまにか、ここにいる』最高でした。


読んでくださってありがとうございます。